August 7, 2018
8月1日発売の単行本『暮らしを楽しむ 開運七十二候』の挿絵を、72点担当させていただきました。この書籍は6名のイラストレーターが挿し絵を描いております。
わたくしの担当は、七十二侯の各名称ごとのイメージイラスト72点です。見開き右ページの下部に掲載されています。本文ページ以外に、表紙カバー(桃の花、春の七草、鈴虫)と、カバー見返し部分、背表紙にも使っていただいております。
書店でお見かけの際は、ぜひお手に取ってご覧下さい。
【 詳細情報 】
『暮らしを楽しむ 開運七十二候』
■発売日:2018年8月1日
■出版社:株式会社神宮館
■編著者:神宮館編集部
■七十二侯の各名称ごとのイメージイラスト72点
■見開き右ページの下部に掲載
<こちらでお求めいただけます>
●神宮館オンラインショップ
by naggy
June 12, 2018
参加させていただいておりましたグループ展のブログ更新が随分遅れてしまいました。
4月17日から4月22日まで、北青山のgallery DAZZLEさんで開催されましたグループ展「ZINE Week」展に、
去年に引き続き今年も参加させていただきました。
ご来場くださいましたみなさま、ありがとうございました。
それから、ご一緒させていただきました参加者のみなさま、オーナー様、どうもありがとうございました。
展示させていただいたzineをご紹介します。わたくしは、『歳時記』のzineを出品いたしました。
『歳時記とは…』
もともとは、四季の事柄や風物、年中行事などをまとめた書物でしたが、俳句の季語を集めて解説し、例句(実例として挙げた俳句)も加えた書物のことを指すようになったそうです。
このzineでは、春夏秋冬の花鳥や魚、行事にまつわるものや食べ物のイラストと、二十四節気や七十二侯などの和の暦や、季語などを表す手書き文字をあわせて、naggy...
May 28, 2018
この春先からずっとバタバタしておりましたので、
参加させていただいておりましたグループ展のブログ更新が随分遅れてしまいました。
4月3日から4月13日まで、北青山のgallery DAZZLEさんで開催されましたグループ展「装画の仕事」展。
ご来場くださいましたみなさま、ありがとうございました。
それから、ご一緒させていただきました参加者のみなさま、オーナー様、どうもありがとうございました。
今回の展示では、わたくしが掲載の全編イラスト(220点程)を担当させていただきました単行本
『天然おくすり 身近な食材や植物で不調を癒やす』(出版:(株)学研プラス様)で、参加させていただきました。
普段なじみのあるものから、名前は知ってるけどこういう植物なのか!なものまで、様々な植物(約90種類)を描かせていただきましたところ、わたくしのイラストを気にっていただき、表紙や表紙カバー、目次などにもご掲載いただきました。
今回の展示では、表紙カバーにお使いいた...
December 11, 2017
12月4日から始まった東京・千駄ヶ谷の ランドリーグラフィックスギャラリー さんの企画展
「My Favorite Things レコードジャケット展」、12/9(土)に終了いたしました。
最終日に在廊しましたら、大阪在住のため日頃なかなかお会いできない方がお越し下さり、直接お話し
することが叶い、大変うれしかったです。
また会期中は多くの方に足をお運びいただけて、とても嬉しく思っております。
ご来場くださいましたみなさま、ありがとうございました。
それから、ご一緒させていただきました参加者のみなさま、オーナー様、どうもありがとうございました。
今回の企画展のテーマ曲は『SWEET MEMORIES』で、そのレコードジャケットを想定した展示でした。
レコードということで、A面とB面があり、両面のイラストを描きました。
わたくしがイメージした『SWEET MEMORIES』と、『My Favorite Things』について、
それぞれメッセージを添えました。...
November 27, 2017
今回で3回目となるランドリーグラフィックスギャラリーさんのMy Favorite Things レコードジャケット展に、naggyも参加いたします。10インチレコードのジャケットを想定した、A面とB面のジャケットイラストが展示されます。今年のテーマ曲『SWEET MEMORIES』を選曲されたのは、ミュージシャンの奇妙礼太郎さんです。
奇妙礼太郎プロフィール :奇妙礼太郎トラベルスイング楽団を経て、現在は天才バンドや弾き語りで行われるソロライブなどで活躍。オリジナルに加え、レパートリー豊かなカバー曲で多くのファンを魅了し、東京メトロ、SUZUKIラパンなど数多くのTVCMに起用され話題に。サントリーオールフリーのCMでは、曲の提供のみならず出演も。
(ランドリーグラフィックスギャラリーさんのHPより引用)
わたくしnaggyは、最終日の12月9日(土)に上京し、在廊を予定しております。お近くにお越の際は、お立ち寄り下さいませ。
【 展示情報...
October 4, 2017
近所の川辺の道を歩いていると、すすきの穂がさらさらと風になびき、所々で葛や萩の花が咲いています。
このごろは、店頭で小芋さんをたくさん見かけるようになり、お月見の季節やなぁ…と思います。
お月見は、旧暦の8月15日の夜に秋の美しい月を鑑賞する行事のことで、中秋の名月とも呼ばれ、
別名、芋名月ともいいます。今年の中秋の名月は、10月4日と例年より遅めで、満月より2日早いそうです。
また、旧暦9月13日の十三夜は、「のちの月」といわれ、この夜もお月見を楽しみます。十五夜の芋名月に対し、
十三夜は、栗名月や豆名月とも言われます。今年の十三夜は、11月1日だそうです。
お月さんのことを読んだ和歌は数多くありますが、色々と調べるうちに、能因法師のこの歌を見つけ、
心に残りました。
虫のねも 月のひかりも 風のおとも
わが恋ますは 秋にぞありける
子供の頃は、和歌というのは古文の授業で習って、テスト勉強の為に暗記するだけで、内容を味わう
まではできません...
October 2, 2017
今日は朝から雨。昨日までは半袖1枚で汗をかくほどの陽気だったのに、今日は少し肌寒く感じます。
窓の外は薄暗く、雨だれの音や、濡れたアスファルトの道路を走り去る車の音が聞こえてくると、ふとしたきっかけで秋の気配を感じ、なぜか人恋しい様な、さみしい気分になります。
島崎藤村の『初恋』は、中学だったか高校だったか忘れてしまいましたが、「島崎藤村_若菜集_初恋」と、テスト勉強のために暗記した記憶があります。『初恋』という題名と、恋心を抱いている少女のことを少年が描写しているという詩の内容に、なんだか照れくさかったのを覚えています。
今改めて読んでみると、淡い恋というよりも、少女の小悪魔っぽさが垣間見られ、もう少し色っぽい様な印象を受けました。初恋の甘酸っぱさが、小ぶりで少し酸味の強い紅玉りんごとイメージが重なります。
この詩を初めて読んだ時に、一番心に残っているのは、リンゴは秋が旬だということでした。わたしが子供の頃には既に、真夏以外はリンゴを売っていた...
September 28, 2017
秋分の日を過ぎると、随分日が短くなりました。
夕方になり、お魚を焼く匂いがどこからともなく流れてくると、秋になったな…と感じます。
佐藤春夫の『秋刀魚の歌』は、高校の国語の教科書で知ったように思います。
この詩を初めて読んだ時、かなしいような、切ない気持ちになりました。
報われない悲しい恋に苦しむ男性の孤独感…あの頃はわかりませんでしたが、
今再び読んでみて、「男の哀愁」という言葉が、思い浮かびました。
September 21, 2017
10月から新しく始まるNHKの朝の連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインは、
吉本興業の創業者の吉本せいさんがモデルだそうです。「笑い」を商業的に展開し、
大阪の産業の一つと言えるまでに発展させた人物のようです。
吉本せいさんをモデルにした小説や舞台はいくつもあるようですが、
山崎豊子の『花のれん』もその一つです。
この小説では、小さな演芸場一つの経営から、初代の通天閣を買収するまでに事業を拡大していく
女性が主人公です。
さまざまな職業や境遇の人たちが行き交う、華やかな大大阪時代の道頓堀を、
小柄な女性が、人力車で颯爽と走り抜けるイメージを描きました。
September 20, 2017
台風が通り過ぎた翌朝、近くの川沿いの道を散歩しました。
しばらく雨の日が続いていたので、久しぶりに通ってみると、彼岸花のつぼみがあちこちに姿を
あらわしていました。雨水のせいで少し倒れてはいましたが、すでに花が咲いているところもありました。
毎年思うのですが、どうしてお彼岸の頃がわかるのだろう…とても不思議です。
新美南吉の『ごんぎつね』では、すすきの穂に雨のしずくが光り、松虫がチンチロリンと鳴き、
秋の情景が表現されています。
もの悲しいストーリーがなんとも切ないですが、真っ赤な彼岸花を印象的に描き、
儚くやさしい、幻想的な月夜の雰囲気にしました。
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