January 1, 2019
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします!
今年は思ったことは、いの一番に即行動。ブイブイ言わすではなく、ぶひぶひ突進していこうと思います!
今年のnaggyの年賀状は、亥年にちなんで、イノシシから連想するモチーフを、お茶と和菓子で表現しました。
まずは「猪に乗った金太郎さん」の土人形です。金太郎さんは山の動物を集めてお相撲をとったり、♪熊にまたがりお馬の稽古♪と童謡にあったりしますが、猪にも乗っていたようで、土人形になったり、古い絵に描かれたりしています。
お茶碗は「萩焼の熊川形(こもがいがた)」です。花札の七月札が『萩に猪』なので、そこから"萩"焼きを連想しました。熊川茶碗(こもがいちゃわん)というのは高麗茶碗の一つで、茶碗の口の部分は外側に反った端反り(はたぞり)、胴は丸く膨らんだ椀型、高台は大きく幅が広いのが特徴です。その形の和物のお茶碗なので「熊川形」としています。金太郎さんのお相撲稽古の仲間の”熊”にちなみました。
お菓子は主菓...
June 25, 2018
JRグループのシニア世代対象の会員制の旅行クラブ『ジパング倶楽部』の会報誌『ジパング倶楽部』2018年7月号の特集記事「時を超えて旅する山陰」で、松江・不昧公ゆかりの和菓子6点のイラストを描かせていただきました。
松江藩主・松平治郷は、大名茶人として知られ、不昧公の名で親しまれています。不昧公の詠まれた和歌にちなんで命名された『若草』『山川』『菜種の里』は、「三大銘菓」として長年親しまれています。
また、今年は没後200年ということで色々とイベントが予定されているそうで、「不昧公200年祭」では、不昧公にゆかりのご銘をもつ「不昧菓」という記念の和菓子を期間限定で販売されているそうです。
今回わたくしは、「三大銘菓」の3点と、『不昧菓』の中から『舟つきの松』『薄霞』『出雲なんきん』の3点、合計6点の和菓子と、それぞれのお菓子に合うような菓子器(漆器や焼き物、ガラス製の銘々皿など)を描かせていただきました。
『ジパング倶楽部』の会員様に限定でお渡しする...
February 8, 2018
初午(はつうま)をイメージしたお茶とお菓子のイラストです。
初午とは2月(古来は立春以降の)最初の午の日。各地の稲荷神社で豊作・商売繁盛・開運・家内安全の
祈願が行われます。
この時期は、宝珠が描かれていたり、形は馬上杯で、高台に宝珠の形の穴のある初午茶碗をよく見かけます。
馬上杯というのは、手綱を持ったままでも片手でお茶を楽しめるように…ということなのでしょうが、
マグカップやビアジョッキは、容器の側面に取っ手がありますが、高台を高くして持つところにした、
というのが面白いなと思います。
お茶に添えたお菓子は、絵馬を模した杉板の銘々皿に、キツネのお面と米俵、先駆けの花といわれる
梅の花のお干菓子です。
by naggy
December 19, 2016
2016年12月16日発売の単行本『ときめく和菓子図鑑』の挿絵を担当させていただきました。
著者は、高橋マキさん (文)、内藤貞保さん (写真)です。
上生菓子や伝統的な和菓子はもちろん、かりんとうやカステラなど親しみやすいお菓子についてもくわしく紹介されています。四季折々の和菓子の美しい写真が12ヵ月別でふんだんに掲載され、おいしそうな和菓子の世界にときめきます。
わたくしの担当パートは、目次と第一章と第五章、そして「菓子閑話」というコラムの3と4で、合計28点イラストを描いております。
今回、茶道にまつわる道具類やお菓子、茶人や日本の伝統行事などのイラストを多数描かせていただきました。また、堺出身のわたくしにとって子供の頃から馴染みのある、千利休さんも描かせていただき、とても感慨深かったです。
書店でお見かけの際は、ぜひお手に取ってご覧下さい。
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著者: 高橋マキさん(文)、内藤貞保さん(写真)
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出版社:株式会社山と渓谷社
<こちらで...
January 30, 2016
昨日の1月29日まで、大阪 天満橋・谷四の The 14thmoon さんで開催されていた移転記念展覧会
「BEGINNING WITH WHITE」を終えて。
ご来場くださいましたみなさま、ご一緒させていただきました参加者のみなさま、オーナー様、
ありがとうございました。
展示させていただいた作品をご紹介します。
今回の展示は、The 14thmoonさんが今月新しい場所に移られ、そこでの最初の展覧会ということなので、
初釜のお茶会のような趣向で、今年の干支のサルにちなんだ『西遊記』の世界を見立てて、
「実際にあったら面白いだろうな」と思う道具やお菓子などを想像し、表現してみました。
フレームは炉縁に見立て、朱の漆調にし、新年と新拠点でのスタートを寿ぐ気持ちを表現しています。
ー記ー
炉縁…觔斗雲(きんとうん)と釈迦如来の手:朱漆金蒔絵風
茶碗…花果山(かかざん)の仙石・孫悟空:備前焼 筒茶碗・くくり猿
菓子…西王母(不老不死の桃) 青磁銘々皿
干...
August 10, 2015
抹茶とあんこと白玉の最強トリオのかき氷…宇治金時です。
昼間はまだまだ猛暑ですが暦の上では秋…かき氷を楽しめるのもあともう少しです。
私が高校生の頃。母と出かけ、珍しくかき氷でも食べよかと甘味処へ。私はミルクで、母はみぞれを注文。
見渡すと店内はほぼ女性客…が、ダークグレーの背広姿の、ちょっと気難しそうな初老の紳士が1人。
何を頼むんかな…と気になっていたら、紳士は近づいてきた店員さんに一言、
「宇治金時。」
初めて聞いた言葉に興味津々。程なく運ばれてきた深い緑色のかき氷に目は釘付け。
今度は私もあれを頼もう!
次に甘味処に行った時、すかさず「宇治金時」と注文。期待いっぱいの一口…
大人の味を知りました。
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