作品展『なぎぃ歳時記』を終えて

昨日の3月27日(水)、作品展『なぎぃ歳時記』は、盛況のうちに開催終了いたしました。

この画像は、展示作品の『山桜』です。3月27日は「さくらの日」だそうですので、こちらを選びました。


よく「長いようで短かった…」と言いますが、お忙しい中お越し下さる皆様にお会いできるようにと、連日体調管理に注意し気を引き締めておりましたので、おかげさまで全日程在廊することができました。

初日の緊張も、ご来場下さった皆さまとお話しさせていただくうちにほどけていき、いつしか笑い声の絶えない、にぎやかで和やかな展示会場となりました。
隣接するギャラリーで同時期に作品展を開催された作家の皆様にも良くしていただき、そちらの会場にお見えになった方もnaggyの絵に興味を持って下さり、多くの方々にご覧いただけました。
お越し下さいました皆様、ありがとうございました。また、各所からさまざまな応援を頂戴しました。ありがとうございました。
ギャラリーオーナー様には、多大なご協力をいただきました。本当にありがとうございました。

まさに、あっという間の九日間でした。

 

高齢の父も家族が付き添ってくれて、会場に観にきてくれました。楽しそうに、また感心したようにわたしの絵をみてくれていました。少しは孝行ができたかなとうれしく思っています。

『なぎぃ歳時記』ということでしたので、お越し下さった皆様に少しでも和の雰囲気を感じていただければと思い、カジュアルな街着ではありますが、会期全日程を和服で在廊いたしました。
会期中は気まぐれな春の天候で、にわか雨が幾度か降りましたので、下駄を履いていたのですが、アスファルトの道を歩くうちに時々カランコロンと音がして、亡き母を思い出したりしました。

わたしが小さい時は母は和服を着て、寺の用事のため出掛けることがありました。そんな時は色鉛筆と落書き帳を茶の間のこたつの上に置いてくれて、「かしこぅ、しときや(おとなしく留守番してねという意味)」と言って、下駄を履いて出掛けていきました。
お絵かきしながら、お腹がすいたらこたつの上のミカンを食べて留守番していて、少し心細くなった頃、遠くからカランコロン…と聞こえてきて、母が帰ってきたととてもうれしかったことを思い出しました。
奇しくも会期の初日がお彼岸の入りだったこともあり、母もわたくしの初個展を観にきてくれたような気がします。

 

無事搬出を終え、ホッとしたのも束の間、次の展示に向けて今日からまた、はり切って準備をしたいと思います。

 

☆『なぎぃ歳時記』の展示風景は、こちらよりご覧いただけます☆

naggyについて

野菜や植物、食べ物、風景など優しい雰囲気のイラストが得意です。また、生家はお寺で、茶華道*を子供の頃よりたしなんでおります。

*茶道…表千家(講師)、華道…嵯峨御流(正教授)

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